「育毛剤使いたいけど、種類がたくさん・・・どれにすればいいんだろう・・・」
最近では、ドラッグストアをはじめ至る所で、育毛剤を見かけるようになりましたが、
種類がたくさんありすぎてどれを使えば良いのか悩んではいませんか?
インターネットでおすすめな育毛剤を調べてみても、それぞれのサイトで発信していることが違い、困惑してしまいますよね…。
そこで、本記事では
「どういうポイントで育毛剤を選べばよいの?」
というお悩みにランキング形式で答えていくとともに、
・育毛剤の効果と副作用
・育毛剤の正しい使い方
などもご紹介しながら、育毛剤購入後も安心して使用して頂けるような内容を記載しています。
是非最後までご覧ください。
1. 育毛剤のおすすめ選び方ランキング
①薄毛の原因をカバーできる成分が配合されているか?

育毛剤を選択する際の最大のポイントは、配合されている成分です。
どうして配合成分が大切になってくるのか…
その謎を解明するためにまずは、薄毛の原因を見ていきましょう。
実は薄毛は、男性女性問わず、主に次の3つの原因が複合的に関係しています。
薄毛の主な原因
①「頭皮環境の悪化」←生活習慣の乱れ |
②「抜け毛の増加」←ホルモンバランスの乱れ |
③「発毛力,育毛力の低下」←加齢 |
そのため、以上の原因全てをカバーできる成分が入った育毛剤を選ぶことが、育毛剤選びの重要なポイントになってきます。
具体的な成分の説明に関しては、以下の記事にわかりやすく記載していますので、是非ご確認ください
②使い続けられる使用感かどうか?

育毛剤選びのもう一つのポイントは、使い続けていける商品を選ぶことです。
「そんなのやる気になれば使えるよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
臭いや使用感が原因で途中で断念してしまう方はたくさんいらっしゃいます…。
また、育毛剤の効果が現れ始めるのはおおよそ3~6ヶ月、毎日使って初めて現れます。そのためすぐに使うのを辞めてしまうと、育毛剤の効果は得られません。せっかく踏み出して購入したのにもったいないですよね…。
使用中断につながる3つのケース
「育毛剤独特のにおいが気になる」 |
「液がサラサラすぎてうまく使えない」 |
「スプレータイプ(orノズルタイプ)が使いにくい」 |
以上が使用の中断につながるケースです。
毎日使い続ける物ですので、慎重に選んでいきたいですね。
。
③価格帯はどうか?

どんなに育毛剤の成分が良くても、価格が高かったら続けていけないですよね…。
育毛剤は継続して使用していくことが大切ですので、「価格帯」を注視していく必要があります。
④ノンアルコールかどうか?(特に敏感肌や乾燥肌の方)

育毛剤の中には「エタノール」などのアルコール成分を含んでいる物があります。
育毛剤を使った時にスーッとする清涼感がある物はアルコールによるものです。このアルコール成分は、頭皮にある毛細血管を拡張させる働きがあり、育毛効果を高めると言われています。
しかし!
アルコールを過剰に含んでいる育毛剤は、髪の細胞を破壊してしまう可能性があります。
特に、「敏感肌」や「乾燥肌」の方は要注意です、
敏感肌、乾燥肌の方の目安としては、「洗顔料や化粧水で、肌が荒れたりカサカサになったりしやすい人」です。
そういった敏感肌や乾燥肌の方は、頭皮トラブルの原因になりやすいアルコールが入っていない育毛剤を選ぶと良いでしょう。
〈アルコール配合量の確認方法〉
「無水エタノール」または「フェノキシエタノール」表記 |
「エタノール」表記でも成分表示の最後から5番目以内 |
2. 育毛剤には幾つかのタイプがある?
育毛剤のタイプが幾つかあるって知っていますか?
育毛剤で代表的なのは、
・スプレータイプ
・ノズルタイプ
です。
●スプレータイプ
スプレータイプの中にも種類が二つあります。
ミスト状に出るタイプ …ミストタイプは、広範囲にまんべんなく塗布するのに適しています。髪の毛が全体的に少なくなった方や、頭頂部やつむじなどが気になる方に向いていますね。 ただ、ミストは蒸発しやすく、浸透率が落ちてしまうのが弱点です。 |
一本線状に出るタイプ …一本線状に出るタイプは局部的な薄毛の方など、育毛剤を塗布したい場所にピンポイントでつけられて便利です。 育毛剤が髪の毛につきやすいのも難点です。育毛剤は頭皮につけて始めて育毛効果が発揮されるので、髪につけても意味が全くありません。育毛剤がベタついて、セットがしづらくなることもあるので注意しましょう。 |
●ノズルタイプ
スプレータイプと異なり、ノズルタイプは育毛剤が拡散されません。
頭皮にノズルを近づけて、ボトルを軽くつぶすことで、少量ずつつけます。
髪の毛に育毛剤がつきにくく、頭皮だけに効率よく育毛剤を塗布することができます。M字部分や生え際などに、ピンポイントで塗布することができるのもノズルタイプの大きな特徴ですね。
しかし、スプレータイプと比較すると地肌に浸透する前に流れてしまいがちなので、少しずつつけるよう心がけましょう。
3. 知っておきたい育毛剤の効果と副作用

「育毛剤の効果を最大限発揮するためにやっておくことはあるの?」
「育毛剤を使用するにあたり、どんな副作用があるのかを事前に知っておきたい!」
と、育毛剤を使い始める前に、色々考える所はありますよね。
ここの章では、
- 育毛剤が薄毛に効くメカニズム(効果)
- 把握しておきたい育毛剤のリスク(副作用
を、解説します。
これから育毛剤を使う方にとってはとても大切なポイントになりますね。
●育毛剤の効果とは?

育毛剤の効果をご説明する前に、そもそもどうして薄毛になるのでしょうか?
正解は、加齢やホルモンバランスなど様々な原因によって「ヘアサイクル(髪が生え変わる周期)」が短くなるためなんです。

ヘアサイクルが短くなると、毛の成長する期間が短くなり、毛が十分に成長しきらないまま抜け落ちてしまいます。そして抜け落ちる毛が増えていくと、薄毛が目立つようになるのです。
育毛剤は、
- 抜け毛を防止する効果
- 髪の毛の成長を促す効果
- 頭皮環境を整える効果
の3つの効果で、短くなったヘアサイクルを正常に戻してくれます。
では、それぞれ詳しくご紹介します。
①抜け毛を防ぐ効果
男性の薄毛で最も多いのが、男性型脱毛症(AGA)です。
AGAの原因は「ジヒドロテストステロン(DHT)」という脱毛ホルモンが抜け毛を促してしまうことです。
DHTの産生には、「テストステロン」という男性ホルモンや、酵素の一つである「5-αリダクターゼ」の分泌が関係しています。
育毛剤に使われる次の成分は、こうしたDHTの産生に関わる物質を抑制して、抜け毛を防ぐ効果があります。
抜け毛を防ぐ育毛成分
ヒオウギエキス |
ノコギリヤシ |
冬虫夏草エキス |
銅ペプチド |
②毛の成長を促す効果
●毛を作り出す毛母細胞を活性化させる
毛は、毛根にある毛母細胞が分裂することで、作られていきます。
若いうちは毛母細胞の動きも活発ですが、加齢に伴って動きが鈍くなります。
すると、毛がなかなか生えてこなくなってしまうのです。
育毛剤に使われる次のような成分は、毛母細胞の働きを活発化させて、毛が生えるのを促します。
毛母細胞を活性化させる育毛成分
アデノシン |
t-フラバノン |
塩化カルプロニウム |
センブリエキス |
CTP(6-ベンジルアミノプリン) |
●血行を促して毛に届く栄養を増やす
毛は、頭皮の下にある毛細血管から栄養を受け取って、伸びていきます。
そのため、頭皮の血行が悪いと栄養が十分に行き渡らず、毛が伸びません。
血行不良の原因は加齢や運動不足、冷えなどで血管が固くなり萎縮してしまうためです。
育毛剤に使われる次のような成分は、萎縮した血管を広げて血流を改善する効果があります。
血行を促す育毛成分
アルギニン |
イチョウ葉エキス |
カプサイシン |
サイトカイン |
ニコチン酸アミド |
③頭皮環境を整える効果
皮脂やフケは頭皮のバリア機能を弱め、菌の繁殖や炎症を引き起こし、毛の成長を妨げてしまいます。
育毛剤に含まれる次の成分は、頭皮を清潔に保ち、毛が育ちやすい頭皮環境に整える効果があります。
頭皮環境を整える育毛成分
頭皮の乾燥を防いで保湿する …フコイダン、マツエキス、ユキノシタエキス など |
頭皮の老化や菌の繁殖を防ぐ …ホホバオイル、酢酸DL-a-トコフェロール、トウニンエキス など |
フケやかゆみの原因となる頭皮の炎症を防ぐ …甘草エキス、グリチルリチン酸2K、ヒノキチオール など |
4. 効果の出る正しい育毛剤の使い方

育毛剤は頭皮に塗るだけでしょ?と安易に捉えている方も多いかもしれませんが、育毛剤は使い方と育毛剤を塗る前の頭皮の状態がとても重要なんです。
- 育毛剤塗布前の頭皮の状態
- 育毛剤の使い方
- 育毛剤を塗り終わった後の頭皮ケア
これらが特に重要なポイントですね。
本章では、商品パッケージに記載のある使用方法では分からないような、育毛剤の使い方のポイントをご紹介します。
POINT①:マッサージをするようにシャンプーをし、しっかり洗い流す
育毛剤を使用されている方の中で、よく見られるのがシャンプーを疎かにしていることです。
育毛剤を塗る前の頭皮をキレイにしておくことは、とても大切です。
シャンプーをする時には、手のひらでしっかりとシャンプーを泡立ててから、頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗います。

シャンプーをした後は、シャワーですすぐ訳ですが、
ここは何よりも注意して行ってください。

せっかくシャンプーをすることで頭皮の汚れを浮き上がらせたとしても、しっかりとキレイにすすがなければその汚れは再び頭皮に付着していきます。(せっかく丁寧に洗ったのにもったいないですよね…)
そのため、「すすぎ」はシャンプーの約3倍の時間をかける意識で行なうようにしましょう。
また、特に男性の場合は前かがみで洗い流すことが多いため、「生え際」に汚れが残りやすい傾向にあります。
汚れの溜まりやすい生え際も忘れずに、洗い流していきましょう。
POINT②:タオルで優しく水分をふき取る

シャンプーを終えてバスルームから出ても、気を抜いてはいけません。
濡れた髪を「優しく」タオルで乾かしていきましょう。
髪の毛が乾きすぎていると、毛穴が閉じてしまい、育毛剤成分をうまく浸透させられなかったり、逆に濡れすぎていると、せっかく育毛剤を塗っても流れ落ちてしまう可能性があります。
髪の毛を乾かす際に、ドライヤーを用いる方は多いと思いますが、ドライヤーを用いるとどうしても髪の毛を乾かしすぎてしまう事があるため、タオルで水分をふき取ることをおすすめします。
育毛剤は、塗ってもすぐに頭皮に浸透しません。
特に、塗った直後に揉みこんだり、ドライヤーで乾かしたりするのはNGです。
育毛剤の液が頭皮に浸透する前に、手やドライヤーでぬぐい取ってしまうことになります。
そのため目安として、育毛剤を頭皮に塗った後は1~2分、放置しましょう。
POINT③:頭皮の下から上の順で揉みこむ

育毛剤とセットでぜひしていただきたいのが、頭皮マッサージです。
頭皮をマッサージすることで血行が促され、育毛剤が毛穴に浸透しやすくなります。
より効果的なマッサージのポイントは、揉みこむ順番です。
次の手順で、頭皮をマッサージしましょう。
<頭皮マッサージの方法>
①手のひらで頭全体を押すように揉みほぐす |
②指先に力を入れて、指の腹で頭皮を押さえるように頭全体を押していく |
③頭皮を軽く指先で弾くように刺激する |
④側頭部から頭頂部にかけて、頭皮を弾くように指先で刺激する |
⑤こめかみから後頭部にかけて、トントンと叩くように刺激する |
⑥額から後頭部にかけて、頭皮のツボを親指で刺激する |
もちろん、上記の頭皮マッサージを全て行なうことが理想ですが、いきなり全て取り掛かろうとすると大変で、長続きしません。一通り試してみて、その中から自身が気持ちいと感じるものをいくつか組み合わせて行なうと良いでしょう。1日5分もあれば出来ますので、隙間時間や寝る前などの頭皮マッサージをやってみましょう。
マッサージの際に「効果がより出るように!」と力を入れすぎてしまうと頭皮にダメージを与えてしまう事がありますので、その点は注意してくださいね。
また、頭皮マッサージの為に、専用の機器を販売されたりもしていますが、基本的には指や手でマッサージをすれば問題ありません。
5. 育毛剤に関するQ&A

Q1. 値段が高い育毛剤のほうが効果があるの?

A. 一概に「高価=効果が高い」とは言えません!
値段が高いからといって、育毛効果が高いとはいえません。
なぜなら育毛剤の価格には(どんな商品にも言える事かもしれませんが)、
- ブランド
- 開発費
- 広告費
- 販売数
等といった効果と関係のない要素が絡んでいるからです。
育毛剤は値段にとらわれず、第一章 ”育毛剤のおすすめ選び方ランキング” に記載したように、使い続けられる使用感や香り、添加物などの成分を見て選ぶことが大切です。
Q2. 育毛剤はM字ハゲやU字ハゲにも効果があるの?

A. もちろん効果があります。ハゲ方による効果の差はありません。
ハゲ方の特徴は大きく、
- 生え際やこめかみから薄くなる「M字型」
- 頭頂部から薄くなる「O字型」
- 頭頂部と生え際の療法から薄くなる「U字型」
の3タイプがあります。
これらの薄毛はどちらも脱毛ホルモンの「ジヒドロテストステロン(DHT)」が一つの原因であるため、どのタイプのハゲ方でも育毛剤は効果を発揮します。
Q3. 育毛剤以外でできる薄毛対策ってなに?

A. 育毛シャンプーの使用、質の高い睡眠や髪の栄養を補う食事がおすすめです。
薄毛の進行には、頭皮環境の悪化や頭皮の栄養不足が関係しています。
なかでも頭皮環境を整えるのにおすすめなのが、育毛シャンプーです。
シャンプーに含まれる成分が、頭皮トラブルを招くフケや皮脂などを防いで、頭皮を清潔な状態に保ってくれます。
また、もう一つ大事なのがシャンプーの仕方にあります。
例え質の良いシャンプーを使っていても、シャンプーの仕方であったり、洗い流し方、乾かし方がしっかりと出来ていないと、最大限効果を発揮することができません。
正しいシャンプーの仕方に関しては、以下の記事に執筆していますので、是非参考にしてください。
また頭皮の栄養不足には、「体調管理に必要な栄養」、「髪に必要な栄養」や「頭皮に良い働きをする栄養」を、食事で補うのがおすすめです。
次のような食材を意識して、取り入れてみてください。
薄毛対策におすすめの食材
髪を作るのに必要な亜鉛を補う …牡蠣、あさり、レバー など |
頭皮の血行を促す …ナッツ、ごま、玄米 など |
抜け毛を防ぐ …納豆や豆腐など大豆食品 |
すぐにできる薄毛対策がさらに知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、育毛剤のおすすめな選び方をランキング形式でご紹介しました。
どんな育毛剤が自分にあっているのかを判断した上で、是非気になった方は育毛剤を使用してみませんか?