頭皮トラブル

頭皮にできものができる原因と対策法

お風呂上がりや朝に髪の毛をとかしているとき、「痛い!」と感じたことはありませんか?その原因は頭皮ニキビかもしれません。その名の通り、頭皮のできものを頭皮ニキビといいます。1度気になってしまうとずっと触り続けてしまったり、痛みも煩わしく早く治したいですよね。ここでは、頭皮ニキビの原因と治し方について説明していきます。

1、頭皮にできるできものの種類と症状・原因

①頭皮ニキビ

・症状

頭皮には毛穴が多く存在しています。そのため、皮脂分泌が多くなってしまい、にきびができやすいです。それに加え、汗をかきやすく髪の毛で覆われており、通気性が悪くて蒸れやすいのでアクネ菌が増殖しやすい環境です。アクネ菌が増えてしまうと、炎症が起こりやすくなり、にきびの症状が悪化することがあります。

・原因

頭皮”にきび”の原因は、いくつかあります。その中の1つが、ターンオーバーの乱れです。ターンオーバーが乱れてしまうと、垢となってしまいはがれるはずの角質がはがれ落ちず、厚くなっていきます。そうなると、皮脂が毛穴の中に詰まりやすくなるので、にきびができてしまいます。もう1つは、シャンプーのすすぎ漏れです。

・対策

対策は、頭皮を清潔に保つことです。洗髪の仕方を見直してみましょう。シャンプーを手に取ってからよく泡立てて頭に乗せ、頭皮をマッサージするようにします。最後はシャンプーやコンディショナーの洗い残しがないよう、すすぎをきちんと行いましょう。普段よりも、長めにすすぐようにすると効果的です。また、洗髪後はタオルドライ、ドライヤーなどで頭皮をしっかり乾かすことも忘れずにしましょう。

②脂漏性皮膚炎

・症状

脂漏性皮膚炎とは、頭皮に主に出る皮膚炎・湿疹です。3ヶ月未満の乳児や思春期、40〜60歳代に多い病気です。発症したら、白色・黄色・灰色のフケのようなものが皮膚に付着します。皮膚は赤みを帯びて、かゆみを伴うこともあれば、ないこともあります。頭皮以外にも顔、胸、背中、股など毛の生える部位にみられます。

・原因

脂漏性皮膚炎は、「マラセチア」という真菌が発症に関与しています。このマラセチアは皮膚にいつも存在する菌で、皮膚から分泌される脂質を分解し、炎症を引き起こすと考えられています。ただ、マラセチアがすべての人に脂漏性皮膚炎を引き起こすわけではないのです。皮脂の分泌状況やpH、湿潤環境、さまざまな環境因子がマラセチアにとって好条件になった場合に、発症すると考えらます。

・対策

対策としては、食事内容を見直しましょう。焼き肉、ラーメン、揚げ物などの高脂質・高カロリーの食事はほどほどにし、バランスをとった食生活を心掛けましょう。コーヒー、香辛料、糖分などの肌の刺激になる物はとりすぎないようにしましょう。ビタミンB2が多く含まれるレバー、納豆、抗炎症作用があるビタミンや食物繊維を含む野菜や海藻類をたくさんとるようにしましょう。

③粉瘤

・症状

粉瘤は、皮膚が盛り上がったやわらかいしこりのように現れます。ふくらんだしこりの中央の開口部が黒い点としてみえ、強く圧迫され開口部が破れた場合に、強い臭いがする角質が出てきてしまうことがあります。内部の角質が増えるにつれ少しずつ大きくなり、ときには5cm以上になることもあります。

・原因

粉瘤の原因はわかっておりません。手の平や足の裏にできる粉瘤の場合は、けがをきっかけに発生することがあります。また、ヒトパピローマウイルスとよばれているウイルスが関連していることはわかっています。しかし、これらも原因の一部なので決定的なこれといったものがわかっているわけではありません。また、食事や運動などの生活習慣と粉瘤の発症に直接の関係はないと考えられています。

・対策

残念なことに、粉瘤は自然治癒しないうえに原因がはっきりとわかっていないためこれといった予防法は存在しません。ストレス解消、運動、睡眠時間の十分な確保、バランスの取れている食事など、一般的に病気を予防するような対策は、粉瘤とよく似ている疾患には効果があると言われていますが、粉瘤には効果はありません。そのため、手術をして早く治すというのが1番の対策となっています。

④接触性皮膚炎

なにかの物質に触れることで、炎症細胞がアレルギー反応を起こす原因物質に抗体をつくり、それが記憶されている状態になってしまう病気です。さらに同じ原因物質に触れることで,皮膚内の炎症細胞が働き湿疹を誘います。

・症状

なにかの物質に増えてしまうと、それが刺激やアレルギー反応となってしまいかゆみを伴う湿疹が出ます。それが俗にかぶれとも呼ばれ、接触した部分の皮膚に紅斑、小水疱が出現したりします。ひどい時には、かなりの膨れが伴います。

・原因

まず、なにかの物質が表皮に触れると、刺激から守るために、表面の神経が感知します。この神経からの情報を得て、血流がより促進された結果皮膚の温度が上昇します。その結果、皮膚表面の近くで血液がたまり皮膚の表面が腫れてしまうのです。

・対策

接触性皮膚炎の予防法の代表的な方法としては、原因となる物質に触れないことです。もし皮膚に触れてしまう危険性がある場合には、前もって手袋や保護クリームなどで直接触れないように予防しましょう。万が一、触れてしまった場合は、せっけんと水ですぐによく洗い流すようにしましょう。

⑤アトピー性皮膚炎

・症状

アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症がよくなったり悪くなったりを繰り返し、かなり強いかゆみが現れます。このかゆみは、年齢に応じて感じる部位には差があります。乳児は、頭や顔に湿疹が多いです。幼児になると、汗をかきやすい部位であるひじや膝関節の内側に湿疹が現れやすいです。

・原因

原因として、刺激物やアレルゲンが元となり、皮膚に炎症が引き起こされると、ヒスタミンをはじめとしたかゆみ成分が大量に発生されるようになり、とても強いかゆみを伴うようになるのです。正常な皮膚であれば、さまざまな刺激から体を守るバリア機能がありますが、アトピーが伴う皮膚はバリア機能が低下しているので刺激が皮膚のなかに侵入して炎症を引き起こしてしまうのです。

・対策

1番の対策は、皮膚の状態を正常に近づけてかゆみのない生活を送ることができるようにすることです。皮膚の炎症を抑えるための薬物療法や、皮膚をよい状態に保つためのスキンケア、皮膚の炎症を起こす因子の排除をしっかりと意識して日常を過ごすようにしましょう。

2、頭皮にできものができるのを予防する方法

①頭皮を傷つけない

頭皮を傷つけるのは頭皮にとってよくありません。できものやかさぶたが発生するのみならず、抜け毛や薄毛の原因となる可能性もあります。かゆい、かさぶたが大きいから、と頭皮に触ったりかいたりせず、そっとしておきましょう。また、爪が伸びすぎているとシャンプーの時に頭皮を傷つけてしまうため、伸ばしている人は注意が必要です。

②乾燥を防ぐ

乾燥は、皮脂にとってはかなりの大敵です。赤いかさぶたが頭皮にできる場合、考えられるのは主に乾燥や傷によるものが多いです。具体的に、シャンプーや紫外線などが乾燥の原因となります。シャンプーに配合されている成分の中で頭皮の乾燥を招くものもあるため、傷付いてしまう場合も考えられます。

③食生活を改善する(栄養をしっかりとる)

食生活を改善することも重要です。バランスの取れた食事を3食、朝、昼、晩と心掛けていきましょう。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群は頭皮の新陳代謝を促して、皮脂分泌の量をコントロールしてくれる働きを期待できます。なるべく栄養のある野菜や魚などを中心とした食品を取り入れましょう。

④シャンプーなどのヘアケアをしっかり

・正しい洗髪の仕方

毎日のことですので、洗髪の仕方も大切です。シャンプーを何度も行うより、泡を洗い流したあとのすすぎを徹底的にした方が、髪の汚れが落ちて、頭皮のケアにも効果的だと言われています。リンスやコンディショナーはシャンプーよりも落ちにくく、毛詰まりを起こしやすいので、頭皮につかないように注意しましょう。

・正しいシャンプーの選び方

自分に合っているシャンプーを使うことは、頭皮のできものに有効と言われています。シャンプーを選ぶ時、髪質を基準にすることが多いですが、頭皮環境をよく考えた商品が多く販売されています。もし、専用のものが見つからないという場合は、保湿力に優れているアミノ酸系のシャンプーを選ぶとよいでしょう。

⑤しっかり髪を乾かす

洗髪後は、自然乾燥はよくありません。なぜかというと、頭皮や髪が濡れたままだと蒸れを起こしてしまって頭皮トラブルのリスクが高まってしまいます。ドライヤーでしっかりと乾かすようにしましょう。ドライヤーの熱風を当て過ぎると頭皮が乾燥するので、冷風と交互にゆっくり乾かすのがポイントです。

⑥頭皮に触れるものは清潔に保つ

頭皮に触れるものを清潔に保つことは重要です。汗をかいたらすぐに拭き常に清潔にしておきましょう。特に夏場は、頭皮の汗をこまめに拭くようにしましょう。暑い中、汗を放置すると、皮脂と混ざり、雑菌が繁殖したり汗の塩分が頭皮にダメージを与えたりしてしまいます。

3、頭皮にできものができてしまった時の対処法

①さわらない

頭皮にできものやニキビができたときは、触らないことです。つい気になって触りたくなってしまいますが、手には雑菌がたくさんついています。目には見えませんが、一見清潔に見えていても、雑菌がたくさんついているのです。その手でできものを触ると、さらに感染を起こして、悪化してしまいます。

②皮膚科を受診する

頭皮にできものができると、さまざまな病気が考えられます。その場合は、皮膚科に行って、外用薬や内服薬をもらうと、すぐに治ることが多いです。できものに悩んで、「どうしたらいいのか」と試行錯誤しているのであれは皮膚科を受診してしまったほうが、早く治すことができます。

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