「パーマをかけるとはげる」という噂があります。オシャレに見えて、イメージチェンジや気分転換にもなるパーマですが、頭皮や髪の毛へのダメージではげになるとの声も。パーマとはげにはどのような関係があるのでしょうか?
目次
パーマとはげのメカニズム
パーマとはげの関係とそのメカニズムをみてみましょう。
パーマについて
髪の毛は、ケラチンというたんぱく質でできています。ケラチンを構成するアミノ酸の中のシスチンという成分が、自毛の形状を保つ働きがあり、このシスチンを一旦壊すのがパーマ液の1剤です。
1剤のアルカリ成分でキューティクルを開いて還元剤でシスチンを壊し髪型を人工的につくりやすくします。ロットなどで髪を巻いて形をつくり、パーマ液の2剤の酸化剤で壊したシスチンを修復。これがパーマがかかる簡単なメカニズムです。
パーマとはげの関係
パーマをかけるときに使うパーマ液は、髪内部のたんぱく質を分解するため髪が細くなり、コシも弱くなり切れ毛が増えます。パーマ液が頭皮に付くとシャンプーで洗ってもなかなか落ちません。頭皮に残ったパーマ液が毛穴を塞いで、抜け毛が増え炎症を起こす場合もあるなどダメージを与えてしまいます。
パーマ液の1剤に含まれるアンモニア系の強いアルカリ性成分が、少なからず頭皮に影響を与えて、はげの一因に。また、髪が傷むと毛母細胞への栄養が不足して、髪の毛の発育にも影響が出るので、はげる可能性が高くなります。このように、パーマとはげは密接な関係があるといえるでしょう。
パーマをかけた後のケアが大切
パーマをかけた後、ケアの仕方を適切に行えば、はげになるようなダメージを軽減することができます。
刺激の弱いシャンプーを選ぶ
パーマ後の髪はアルカリ性になっているので、弱酸性のシャンプーを使い酸性に戻します。髪がアルカリ性になると、キューティクルが緩んで水分や栄養分が流れて傷んでしまい、抜け毛につながります。弱酸性のアミノ酸系のシャンプーで、最低でも1週間続けることが大切です。
しっかりした成分のトリートメントを選ぶ
パーマ後の髪のキューティクルが、より剥がれるのを防いだり、髪の摩擦を減らすためにトリートメントを使用しますが、あまりベトつかない、栄養補給のできるものを選びましょう。
髪は手櫛で整える
シャンプーの後、髪を乾かすときは、櫛で髪の毛を梳かないようにしましょう。パーマをかけた髪は櫛が通りづらくなっているので、無理に櫛をとおすと髪が抜けてはげの原因になります。パーマの髪は手櫛で整えることをおすすめします。
スタイリング剤を付け過ぎない
パーマのヘアをセットするためにスタイリング剤を使いますが、髪型をキープするためにつけ過ぎている方も少なくありません。スタイリング剤はホコリなどを吸着するため毛穴を詰まらせて、はげの原因につながる可能性があります。スタイリング剤のつけ過ぎには注意しましょう。
パーマではげの兆候が現れたら
パーマの掛け過ぎははげの原因になるので、3~4か月に1回など、パーマをかける期間を開けましょう。パーマの後、抜け毛が多い場合は頭皮環境の悪化が考えられます。頭皮を清潔に保って髪に栄養が十分に行き届くように、生活習慣の改善や育毛剤を使うなど、髪と頭皮の健康を見直しましょう。
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